就職活動や転職活動は、もちろんスキルなどの個人の能力も大きく関係していますが、一番大切なのはタイミングではないでしょうか。特に未経験者では自分の持っているスキルをアピールすることは難しいでしょうから、なおさらタイミングに依存すると言えます。
企業では、人員を増やしたいタイミングというものがあります。どんなに優秀な人材でもそのタイミングに合わなければ採用は難しいでしょうし、逆にそれほど優秀な人材ではなくてもどうしても採用しなければならない状況もあるわけです。
まず、準備を整えてから就職活動を開始しようと考える人も多いでしょうが、勢いで「ます、行動してみる。」という考えも必要だと思います。これが、結果的には最も効率的な就職活動になることも少なくないのです。
そもそも、どんなに入社したい企業があっても、好条件の求人があっても行動に移さなければ絶対に採用されることはありません。「運も実力のうち」とも言います。行動に移すことによって、運を引き寄せることもできるのです。「自分は、まだ準備が整っていないから応募しても無駄だ。」などと、勝手に決めつけず、当たって砕けろという精神で、どんどん行動していきましょう。
転職活動に時間を使うことができる人は、とにかくプログラムをたくさん書くことがスキルアップの近道です。最近ではオープンソースが増えていますので、いろいろなシステムやアプリケーションのソースを見てみることが簡単になりました。人の書いたコードを見ることもとても勉強になります。
また、自分なりにシステムやアプリを設計して作ってみるのも良い方法です。面接などでは実績を聞かれることがよくあります。その際、未経験ですと業務経験などを話すことが出来ませんが、たとえ趣味であっても、個人で作ったものであっても、何か制作実績があれば面接官の見る目も変わってくるでしょう。
とにかく、コードを書くということに持てる時間を費やすのが最善の行動でしょう。
仕事をしていたり、学校に通っている人で、転職活動のために時間を費やすことができないという人も少なくないでしょう。ただ、時間が無いといって、何もしなければ新しい扉は開けないと思います。
この場合は、まずIT会社に入社するということだけに専念するのも一つの方法です。アルバイトなどから採用し、研修してプログラマに育てようとする会社もたくさんあります。そのような会社を重点的に探し、とにかく応募してみましょう。
採用する側も、未経験者であることを前提に面接などをしてくれるでしょう。たとで実績が無かったとしても、プログラマになりたい、プログラマになって、どういうことをしたいかといった熱意を伝えることができれば採用されることも十分考えられます。
どちらにせよ、なんらかの行動に移すことが重要ですし、行動をしなければ何も現状は変わらないのです。